ブラックなようなホワイトのような微妙な会社で働く人の話

IT業界で働く、どこかに夢を忘れてきてしまったかわいい社畜のお話。

田園都市線でプログラミングの(?)神様と出会った話


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プログラマになってもうすぐ一年かなってころ。

 

「こんなこともできないの?」

とか言われたり、あからさまにため息つかれたり。

辛い日々を送っていました。

 

わたしはなにもできない、ダメなやつなんだ。

働く価値がないダメなやつ。

もう生きてる価値もないのかな?

って、思いながら寝て、思いながら起きて。

 

もう限界かなーって思ってた帰り道。

電車の待ち合わせで、ホームの椅子に座ってたら、涙が出てきました。

 

終電間際の人の少ないホームで、顔も上げれず静かに泣いてました。

 

そんなセンチメンタルなわたしの横に、ふっと気配を感じたのです。

 

おじさんが座ってました。

なんで、他の席も空いてるのに。

泣くことも許されぬのか、、

神様は残酷や、、

 

その時、おじさんが話しかけてきたのです。

 

「お姉さん、人生辛いこともあるかもしれないけど、

いいこともいっぱいあるからさ、頑張んな!」

 

ちょっと、涙の量が増えました。

 

電車に乗ってからも、大丈夫か〜?と話しかけてくれるおじさん。

途中からどこまでついてくるんだろう、と不安も覚えましたが、

 

「じゃあ、俺はここで」

 

と颯爽と電車を降りたおじさん。

ずっと下をむいて頷くことしかできませんでしたが、お礼の気持ちを伝えたくて思い切って顔をあげました。

 

エスカレーターを降りながら消えゆくおじさんは、

わたしにずっと手を振ってくれました。

わたしもおじさんが見えるまでずっとぺこぺこしてました。

 

今まで何を背負っていたのかわかりませんが、すごく楽になった瞬間でした。

 

知らない人でも助けてくれるんだから、もっとみんなに甘えよう。

そう思ったら素直に「助けて!」って言えるようになりました。

助けて!っていうとちゃんと周りの人は助けてくれました。

たくさんアドバイスもらいました。

こんなこともできないの?と言っていた人にも

頑張ってるね!と言われるようになりました。

 

ひとりであがいてたんですよね。

できない事を隠したくて。

 

あれ以来もう会うことのないおじさん。

わたしは田園都市線の神様」と呼んでいます。

 

元気ですか?あのときのおじさん。

あのときはありがとうございました。

わたしは一応元気です。

今でも辛いことはありますが、どうってことないって思えるようになりました。

 

エンジニアだけじゃないと思うんだけど、

何もできないって落ち込んでる人がいたらこれだけは伝えたいのです。

 

「人生辛いこともあるかもしれないけど、いいこともいっぱいあるからさ、頑張んな!」

 

プログラマって辛い、、

そう思ったときは田園都市線に乗ってみてはいかかでしょうか?

あなたを応援してくれる神様に出会えるかもしれませんよ!